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Welcome to GNG Blog! 株式会社グローバルニュートリショングループの代表取締役“武田 猛”が日々のメッセージをお届けいたします。

2019.4.16.火曜日

GNGニューズレター4月15日号:サントリー食品、機能性表示食品「伊右衛門プラス コレステロール対策」を発売、ほか

日本健康・栄養食品協会より、2018年のトクホ市場について調査結果が公表されました。

全体の数字を見るだけでは、対前年マイナス0.2%と微減ですが、詳しく分析すると、違う事情が見えてきます。

トクホ市場の約8割は「整腸」「中性脂肪・体脂肪」訴求の商品で占有されています。
このカテゴリーは機能性表示食品で代替できます。
しかし、「伊右衛門特茶」のような大型商品は、まだ機能性表示食品では誕生していません。
「ヘルシア緑茶」は発売翌年に330億円、「黒烏龍茶」は発売翌年に270億円、「伊右衛門特茶」は発売翌年に340億円を記録しました。
このような大型商品は、今のところ機能性表示食品では登場していません。

各企業のトクホに対する開発意欲が低下している中、機能性表示食品市場の動向が気になります。

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■GNGニューズレター 2019年4月15日号トピック
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●サントリー食品、機能性表示食品「伊右衛門プラス コレステロール対策」を発売
●大正製薬、ビオフェルミン製薬の乳酸菌が入った青汁「ファイバープラスケア」を発売
●アサヒグループ食品、「クリーム玄米ブラン チーズのブラウニー」を新発売
●ファミリーマート、スーパー大麦入りおむすび「スーパー大麦 紅鮭わかめ」など4種類を発売
●森永製菓、6大栄養素をまとめてチャージできるゼリー飲料「inゼリー ミックス」を発売
●日本ケロッグと日本ルナ、「TOPCUP食感ヨーグルト ブラン」を発売
●日本ルナと日本ケロッグ、「TOPCUP食感ヨーグルト 大豆」を発売
●アサヒ飲料、「モンスター パイプラインパンチ」発売
●帝人とJA全農、スーパー大麦「バーリーマックス」を使用した「美食習慣」を開発
●スギ薬局、店舗を「健康発信拠点」に新たなシニア向けサービスを開始
●18年度トクホ市場、前年割れの6,432億円
●中国人女性の化粧品・サプリメント購入金額は日本人女性の2倍以上!?

2019.4.13.土曜日

GNGグローバルニュース4月12日号:消費者の65%が食品に機能性を求める-Kerry Group調査、ほか

米国の消費者の65%が食人や飲料に機能性を求めている、ということが消費者調査の結果、明らかになりました。
この調査の結果では、健康管理の方法として取り入れている事は

バランスの取れた食生活 :58%
運動 :57%
ビタミンサプリメントの摂取 :47%
定期健診 :46%

となっています。

別の消費者調査では、21歳以上の米国人の約40%がCBD(カンナビジオール)に関心を示していることが分かりました。
このCBDですが、米国でも欧州でも規制側と業界との間で混乱が起きている様です。
FDAは、食品・サプリメントへのCBDの使用は違法であるという立場を取っていますが、既に1,000以上のCBD商品が販売されているようです。
また、欧州では、CBDはノベルフードとして再分類されることになりましたが、欧州産業用大麻協会は反発しています。
それでは日本での扱いはどうなるのか、冷静に考える必要があると思います。

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■4月12日号トピックス
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●消費者の65%が食品に機能性を求める-Kerry Group調査
●CBDの今後を話し合う「Hemp & CBD Summit」開催-Natural Products Expo West
●Throne社、「Heart Health Test」ほか、郵送検査キット5種類を新発売
●先進技術によるナノファイバー膜がプロバイオティクスの生存を促進する可能性
●プロバイオティクス摂取が2型糖尿病患者のグリセミック管理に有望
●スペアミント摂取が注意力促進に有望
●キノコ類の高摂取が軽度認知障害を低下する可能性
●個別化食事・サプリメントプログラムがアルツハイマー病予防に重要
●分解されにくいペクチンを分解する腸内細菌を発見-ニュージーランド研究
●GNC、IVCとパートナーシップ契約を締結、2023年までにNutraを売却
●DSM、Roquette社とのバイオコハク酸合弁事業を解消
●メタボリックの改善、良質の睡眠維持には適切な食事を適切な時間帯に
●Blackstone Labs社、違法成分含有サプリ販売など14件の罪で起訴される
●CBD関連商品の規制案完成まで数年が必要-FDA長官
●CBDに関するEU新規食品カタログ更新にEIHAが再考を提言
●CRN科学・規制問題担当ダフィー・マッケイ副会長が辞任、CV Sciencesへ
●CBD関連商品に「自由裁量の規制施行」を適用-FDA長官

2019.4.2.火曜日

GNGニューズレター4月1日号:消費者庁、機能性表示食品の届出GLとQ&Aを改正、ほか

昨日、新しい元号「令 」が発表され、新しい時代に向けてのスタートとなりました。
また、機能性表示食品制度がスタートしてから4年が経過しました。
届出件数も1,738件を超え、新しい機能性関与成分やヘルスベネフィットも増加しています。
今後の発展が楽しみです。

先週は、「機能性表示食品における軽症者データの取り扱いに関する調査・検討事業」報告書が公表され、その内容に合わせる形で届出ガイドラインと質疑応答集(Q&A)も改正されました。
更に、景品表示法違反による措置命令が3件立て続けに公表され、
慌ただしい状況になりました。

ガイドライン、Q&A改正の最大のポイントは機能性の科学的根拠に、軽症者のデータを含めることが可能になったことだと思います。
「鼻目のアレルギー反応関係」、「中長期的な血清尿酸値関係」、「食後の血清尿酸値の上昇関係」に対する臨床試験(ヒト試験)に、軽症者のデータの使用が可能になります。
具体的には、改正されたガイドライン中に試験方法や評価指標、摂取期間、対象被験者、機能性の確認方法などが記載されています。

もう一点、調査・検討事業の対象となった「認知機能」については軽症者のデータの使用は認められませんでしたが、MCI(軽度認知障)を疾病と扱わない、と明確になった点は非常に大きな意味を持つと感激しました。

平成28年版「国民生活基礎調査の概況」によると、介護認定者6,320,000人の18%に当る1,138,000人が認知症が原因で要介護となっています。
介護度が上がるほど、「認知症」が要介護要因となっている割合が上がりますので、軽度認知障害の人への発症予防対策、認知症発症予防による 「重度の介護度」への移行予防により、介護費用削減効果が期待できると考えられます。

MCIから認知症になるリスクは高いですが、MCIの段階で診断し、食生活の改善や運動トレーニングなどによって発症を予防することができるという報告があります。
日本神経学会『認知症疾患診療ガイドライン2017』によるとMCIの有病率は65歳以上の高齢者で15%から25%、罹患率は20~50/1,000人/年程度と推定されています。
MCIから認知症へのコンバージョンはおよそ5%~15%/年と考えられ、正常へのリバージョンはおよそ16~41%/年と考えられています。
つまり、早期MCIの内に適切な対策をとれば、認知症への移行を防ぐことができる可能性が高いと考えられます。
但し、現時点でMCIに対する確立した治療法はありません。

J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2015;86(12):1299-306では、多くの研究をメタ解析して、アルツハイマー病のリスク要因を調べています。
研究結果によると、23個のリスクを減らす要因(保護因子)のうち、最も効果が大きいのは、「食事(健康的な食事習慣=healthy dietary pattern)」でした。
アルツハイマー病を防ぐ目的で、2015年に米ラッシュ大学医療センターで発表された最新の食事法にMIND(マインド)食というものがあります(Mediterranean-DASH Intervention for Neurodegenerative Delay)。
これは、地中海食にDASH食(Dietary Approaches to Stop Hypertension)を組み合わせたものです。
Alzheimers Dement. 2015;11(9):1007-14.によると、58歳から98歳までの923人(平均観察期間4.5年)を対象にした研究から、MIND食を実践したグループではアルツハイマー病の発症リスクが低かったことが確認されました。
“ゆるやかに”に行った場合でも35%、厳密に行ったグループでは53%も低かった、と報告されています。

機能性表示食品がMCIの方を対象としてエビデンスを取ることで、多くの方のMCIに対する関心や理解が高まり、積極的に対策をとろうというきっかけになるのでは、と期待できます。
認知症の中で最も多いアルツハイマー型認知症の原因の一つがアミロイドβやタウなどのたんぱく質であると言われています。
アミロイドβは発症の10~25年前から脳内に蓄積しはじめ、それが神経の機能障害や細胞障害を引き起こし、認知障害が現れるとも言われています。
50代からの対策が必要であることが認知され、実行する人たちが増えれば、認知症の発症や進行を遅らせることが出来、ひいては介護費用増加のブレーキになることが期待できます。
この分野の研究が進むことを期待したいと思います。

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■GNGニューズレター 2019年4月1日号トピック
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●花王、トクホ「ヘルシア緑茶」を新発売
●カイゲンファーマ、「ソルプロプリュスホワイト」 ラインナップ追加でリニューアル発売
●ヤクルトヘルスフーズ、機能性表示食品「ヤクルトのおつとめGABA(ギャバ)」を全国で新発売
●SBIアラプロモ、機能性表示食品「アラプラス 深い眠り」を新発売
●伊藤園、機能性表示食品のサプリメント「健康体 L-テアニン」を発売
●サントリー食品、「サントリー天然水GREEN TEA」を発売
●江崎グリコ、BifiX(ビフィックス)ヨーグルト全品をリニューアル発売
●ハローキティが、「ママニック 葉酸サプリ」限定デザインのワンピースをまとい登場!
●ベンチャーバンク、タンパク質を吸収しにくい日本人の腸を整える「PLAYGROUNDオリジナルプロテイン」を新発売
●江崎グリコ、機能性表示食品チョコレート「LIBERA アイサポート<ミルク>/あったかケア<ミルク>」を発売
●江崎グリコ「老後と健康に関する意識調査」「生活資金の不足」「体の健康面」が圧倒的
●アサヒグループ食品、栃木県の子育て支援「ようこそ赤ちゃん!支え愛事業」の連携協定を締結
●ファンケル、流通専用のサプリメントを開発
●アサヒグループHD、独立研究子会社「アサヒクオリティーアンドイノベーションズ」を設立
●矢野経済研究所、国内の健康食品市場の調査結果を発表
●富士経済、清涼飲料の国内市場調査結果を発表
●TPCマーケティングリサーチ、サプリメント市場についての調査結果を発表
●サッポロホールディングス、「SBL88乳酸菌」による睡眠の質改善効果を実証
●東洋新薬と東大など、大麦若葉エキス末の機能性研究成果を報告
●ヤクルト本社、乳幼児の腸内に長期定着するビフィズス菌を確認
●厚生労働省、「食事摂取基準2020年版」の方針を取りまとめ
●消費者庁、機能性表示食品の届出GLとQ&Aを改正