GNG Blog

Welcome to GNG Blog! 株式会社グローバルニュートリショングループの代表取締役“武田 猛”が日々のメッセージをお届けいたします。

2018.9.18.火曜日

GNGニューズレター9月18日号:国民健康・栄養調査結果から、65歳以上の低栄養傾向、ほか

ドラッグストアの業績が好調が続いているようです。
健康食品の販売額は2014年以降、右肩上がりです。
経済産業省の商業動態統計によると、7月の健康食品の月別売上は、前月より大幅に伸び200億円を超え、過去最高を更新しました。
健康食品に限らず、食品の売上が好調の様です。

最近のドラックストアは大きく二つのタイプに分かれると言われています。
食品の品揃えを増やし、ディスカウントすることで集客し、医薬品や化粧品で利益を確保するタイプと、調剤を始め健康や美容の専門性を前面に出すタイプです。
前者は九州を中心に展開するコスモス薬局、後者はマツキヨが代表格です。

日本能率協会総合研究所が実施した「買い物場所の使い分け調査」では、ドラッグストアを最も利用しているのは女性の35~49歳で、「ドラッグストアの用途」について2011年では半数以上が「安いものを買うとき」でしたが、2013年には「日常の買い物をするとき」がほぼ同じ割合となり、2016年には逆転し、「日常の買い物をするとき」が「安いものを買うとき」を上回りました。

日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は、2017年のドラッグストア店舗数19,534店、総売上高6兆8504億円から、2025年には3万店、10兆円に拡大することを目指しています。
JACDSでは、専門的な知識を持つドラッグストアこそが、「食と健康」の市場を創造できると提言しており、今年、「食と健康」の新しいマーケット分類を作りました。

保健機能食品やスマイルケア食など、「機能」による分類をすることで、分かりやすい陳列を目指します。
近いうちに、米国のような売り場作りが可能となるのでは、と思います。

一方で、健食通販は不振が続いているようです。

今号では、ドラッグストア業界について俯瞰してみました。

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■GNGニューズレター 2018年9月18日号トピック
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●ハウスウェルネスフーズ、チュアブルタブレットタイプの「ウコンの力 かむタブレ」を発売
●明治「ザバス ソイプロテイン100 ミルクティー風味」発売
●協同乳業、「1日不足分の食物繊維のむヨーグルト」などを発売
●ブルボン、バランス栄養調整食品「スローバーさつまいも&栗」を発売
●養命酒製造、国産クロモジエキス配合「養命酒製造 のど飴」を発売
●ヤクルト、食べる乳酸菌飲料「カップdeヤクルト」を期間限定発売
●日本ケロッグ、ファンデリー社と提携し、アクティブシニア向け腸活メニューの提供を開始
●大塚チルド食品と大塚食品、大塚チルド食品の全事業を大塚食品に譲渡
●消費者庁、キリン堂に景表法の措置命令
●ブルボンと新潟大、ボイセンベリー果汁由来ポリフェノールが血管の老化を抑制することを確認
●消費者庁、新たに31品の機能性表示食品届出を受理、撤回届は1件を受理
など

2018.9.4.火曜日

GNGニューズレター9月3日号:富士フイルム、機能性表示食品「フラバンジェノール」を発売、、ほか

㈱インテグレートの藤田さんと、東京で2回、大阪で1回「欧米のトレンドから見るヘルスケアの今」というテーマでお話をさせて頂きました。
3回で200名を超える方にお話を聞いて頂きました。ありがとうございました。
(GNG研究会会員さんには、私の担当部分についてはPDFで差し上げますのでお気軽にご連絡ください)

藤田さんとのパネルディスカッションでは「注目の日本へトレンド上陸テーマ」として、「スマートドラック」「グリーンプロテイン」「ファイバー&ホールグレイン」を取り上げました。

2015年のNutrition Business Journalの消費者調査によると、米国サプリメント市場において「ブレインヘルス」は成長率の高いヘルスクレーム別トップ10カテゴリーの第1位であり、対前年比187%増でした。
このカテゴリーは「スマートドラック」とも呼ばれ、米国では大きなトレンドとなりつつあります。
更に、欧州、シンガポールの展示会でも「ブレインヘルス」の新素材が多く展示されていました。軽度認知障害(mild cognitive impairment、MCI)の有病率は65歳以上の高齢者で15%から25%、罹患率は20~50/1,000人/年程度と推定されています。
MCIから認知症へのコンバージョンはおよそ5%~15%/年と考えられ、正常へのリバージョンはおよそ16~41%/年と考えられています。
また、現時点では、MCIに対する確立した治療方法はありません。
だからこそ食品による「維持」は重要だと思います。

「グリーンプロテイン」は、近年欧米でトレンドとなっている、プラントベーストプロテインのことです。
元々はベジタリアン向けスポーツニュートリションとしてアスリートに向けて商品が開発されていましたが、健康意識の高い女性など幅広い客層を獲得することで近年、市場を伸ばしています。
一昔前のムキムキのマッチョだけを対象にしたものではなく、パウダー、ニュートリションバー、RTDなど幅広い商品形態で提供されています。
日本では、健康的なプロポーションを目指す女性、健康と美容を意識した女性のたんぱく源として期待されている、というのが藤田さんの予測です。

「ファイバー&ホールグレイン」は、GNGのパートナーであるNew Nutrition Business誌が、2006年より毎年、ニュートリションビジネスのトレンドとして分析している「10 Key Trend 2018」の「Digestive Wellness(腸の健康)」と「Good carbs bad carbs(良い炭水化物、悪い炭水化物)」から導きだされるトレンドです。
「良い炭水化物」とは、腸内細菌のエサとなる炭水化物、つまり、食物繊維、糖質に含まれるオリゴ糖や糖アルコールでのことです。
一方、「悪い炭水化物」とは、小腸で吸収され、血糖値を急激に上げる炭水化物、つまり、単糖類や二糖類、単糖に分解されやすい澱粉などが含まれます。
『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』(津川友介、東洋経済新報社)では「茶色い炭水化物」「白い炭水化物」と表現されています。
「茶色い炭水化物」の代表格がホールグレイン、つまり全粒粉です。
 
「スマートドラック」「グリーンプロテイン」「ファイバー&ホールグレイン」、この3つのトレンドにヒットのヒントがあると思います。

本号では、「糖質オフ」と「整腸」についてまとめてみました。