GNG Blog

Welcome to GNG Blog! 株式会社グローバルニュートリショングループの代表取締役“武田 猛”が日々のメッセージをお届けいたします。

2010.6.29.火曜日

NPIcenter ニューズレター6月28日号:独BASFがCognis社を買収、ヒューマンニュートリション分野へ本格参入 ほか

米国のサプリメントは粒が大きい事で有名ですが、実際は飲み込むのが困難と思っている消費者は多いようです。
Rich Vitamin社の新商品は、パウダー状で水なしで飲めるマルチビタミン・ミネラルですが、1ヶ月分29.95ドルと、米国ではプレミアム商品です。
一見見新しさは無いように思われますが、コロンブスの卵ですね。

ヨーロッパ企業の動きが活発です。

独化学品大手メーカーであるBASFがCognis社を買収します。驚きのニュースです。
これでBASFは、従来のビタミン類に加え、CLA(Tonalin)、植物ステロール、オメガ3の原料市場に有力なプラットフォームを築く事になります。
世界の機能性原料市場の地図が一気に変わります。

仏Danone社が米国のMedical Nutrition社を買収します。
Danone社は2007年に蘭Numico社を買収し、ヨーロッパでのメディカル・ニュートリション市場のリーダーとなりましたが、ついに米国メディカル・ニュートリション市場へも本格的に参入します。
グローバル企業は、高齢化社会に向けてメディカル・ニュートリション市場への布石を着々と打っています。

同じくDanone社が露Unimilk社との合弁企業を設立する事により、ロシア、CISでトップの乳業企業となります。

(広い意味での)健康食品市場は成長が著しいですが、ますますボーダレス化しています。
その結果、突然市場地図が大きく変わってしまう事も珍しくありません。

これからもグローバルな視点で情報収集・分析・発信する事を心がけたいと思います。

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■6月28日号トピック
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●Product News ハイライト
Rich Vitamins社、非錠剤型ビタミンサプリメント発売
Cargill社、ベーカリー商品の脂肪分を大幅に削減可能にする安定剤を発売
Biotivia Bioceuticals社、初のプロバイオとプレバイオ混合のサプリ発売
“グルテンフリー”化粧品、スキンケア商品

●Research Newsハイライト
ピクノジェノールに花粉症軽減効果

●Regulatory News ハイライト
米FDA、乳幼児のビタミンD過剰摂取に関する注意喚起

●Market Newsハイライト
米Walmart、Natrol女性向けサプリメント取扱い開始
独BASFがCognis社を買収、ヒューマンニュートリション分野へ本格参入
仏Danone社、露Unimilk社と合弁会社設立
仏Danone社、米Medical Nutrition USA社買収

NPIニューズレターについてはこちら。
http://www.global-nutrition.co.jp/service/world_info02.html

2010.6.25.金曜日

AIFN国際ワークショップ

本日、AIFNとIADSA(International Alliance of Dietary/Food Supplement Associations)共催による「AIFN国際ワークショップ」が開催されました。 米国、EU、中国、韓国、ASEANから専門家を招き、各国の健康食品の制度や表示について解説して頂きました。

プログラムは、
世界の市場概要 ( IADSA会長;Mr.Peter Zampetti)
世界の法制度概要 ( IADSA事務局長;Mr.Simon Pettman)
韓国の状況 (Prof.Young-In Park:Korean University )
EUの状況 (Mr.Ric Hobby:ERNA理事、CRN-UK 理事長、IADSA企業評議委員会議長)
アセアンの状況 ( Dr.Zubaidah Mahmud:ブルネイ ダルサラーム;健康食品および伝統的医薬品に関するアセアン科学委員会議長 )
中国の状況(Dr.Daniel Fabricant 、NPA副理事長、科学担当)
米国の状況(Dr .Vasilios Frankos:2009年までFDAにて勤務 。現ハーバライフ社)
日本の状況(木村毅;健康食品産業協議会)
という、凄い内容でした。

各国、地域の専門家がこのように一同に会してお話しされる機会は二度と無いかも知れません。
また、これだけのスピーカーを招く事が出来たのも、IADSAの協力があっての事です。


演者の皆さんと、AIFN橋本理事長、末木専務理事

約100名のお客様が来られ、会場も満員でした。
また、各講演の後には積極的な質疑応答も行われました。

私も各国のレギュレーションにはある程度精通しているつもりですが、やはり現地の専門家のお話しは解り易いです。

一番感銘を受けたのは、韓国の健康機能食品制度です。
恐らく、世界で最も整備された、透明性の高い制度ではないかと思いました。
費用も非常に安く、スピーディに対応しています。
議論の真っ最中の、日本の健康食品制度にも多くの示唆が有ったと思います。

ワークショップ終了後は、赤坂の居酒屋で慰労会をしました。

元FDAの専門官や政府関係の方も、和気あいあいと語り合っていました。

関係者の皆様、本当にありがとうございました。

弊社も、ささやかながらワークショップに協賛させて頂きました。

2010.6.25.金曜日

さかど葉酸プロジェクト

AIFN(国際栄養食品協会)2010年度総会記念セミナーに、女子栄養大学副学長の香川靖雄先生をお招きし、「さかど葉酸プロジェクト」についてご講演頂きました。

国家プロジェクト「健康日本21」では、医療費削減の為に最も効果が高いと言われる一次予防に失敗したにもかかわらず、香川先生を中心とした女子栄養大学のプロジェクトは、坂戸市の医療費を見事に低減させました。
使用されたのは「葉酸」です。
ハウスウェルフーズ社の「葉酸米」など「葉酸強化食品」を使用し、坂戸市の医療介護費を2年合計で約22.3憶円節減する事に成功しました。
これには、坂戸市長の強力なサポートもあったという事です。

恥ずかしながら、私は今まで知りませんでしたが、世界52カ国では穀類への葉酸強化が実施されているそうです。
南北米、オセアニアなどは強制(義務付け)ということです。
中国も計画中という事です。

なぜ、それ程葉酸が注目されているかと言うと、血中葉酸濃度と各種疾病予防の効果が確認されているからです。
特に、脳卒中、心疾患と言った血管系の疾患のリスクが大幅に下がります。
実際に、米国では穀類の強制的葉酸強化をした1998年を境に、脳卒中死亡率が急激に減少したという事実が有ります。
また、胎児の二分脊椎症も日本では増加の一方であるにもかかわらず、欧米では劇的に低下しています。
葉酸摂取がこのように素晴らしい成果を上げているにもかかわらず、日本の厚生労働省はこの事を国民に知らせていません。
葉酸の食事摂取基準値についても、変化が有りません。

香川先生の実施されたプロジェクトは素晴らしい成果を上げられました。
健康食品による一次予防の重要性を再確認すると共に、二次予防、三次予防でも有効である事を知り、驚きました。

遺伝子を考慮しない過去の栄養学に基づく現在の栄養行政は、明らかに遅れていると思いました。
米国など海外の研究成果を「素直」に受け入れる事の大切さを知りました。

このブログではすべてご紹介する事ができませんが、健康食品の可能性に改めて希望を見出せました。
そして、業界にかかわる者として、自信と誇りを得る事が出来ました。

香川先生、ありがとうございました!

*「さかど葉酸プロジェクト」については、機会が有れば今後もご報告したいと思います。

2010.6.23.水曜日

社長力養成講座

?ビジネスバンクさん主宰の起業家支援プログラムセミナーに出席しました。
今回の講師は経営コンサルタントの小宮一慶さんで、タイトルは「社長力養成講座」でした。
私も同名の著書を読んで、自らの不徳を痛感しました。
その後、小宮さんの著書を読み続けました。
今年の2月に発刊された「社長の教科書」は私のバイブルです。

小宮さんのお話しを直接お聞きするのは初めての機会でしたが、あっという間の90分でした。
とにかく、お話しが具体的で判りやすい。
その為、説得力があります。
書籍を通じて知った事を、改めて直接お聞きすると、腹に落ちました。

ただ、小宮さんも講演中におっしゃっていましたが、聞いただけで解ったつもりになってはいけないと思いました。
仕事というものは、実践して初めて解るものだと思います。
吸い込まれるようにお話しを聞き、必死でメモを取っりましたが、時間はとても短く感じました。
充実した内容でした。
また、聞いただけで満足せず、今日から即実践したいと思いました。
「小さな行動を徹底する」という言葉には、とても感銘を受けました。

セミナー終了後、主催者であるビジネスバンクさんにご無理を言って、講演後の小宮さんにご挨拶させて頂きました。
コンサルタントとしても経営者としても、はるか格下の私に対しても、優しく接して頂けました。
2冊だけ厳選して持っていった小宮さんの著書にサインを頂きました。
早速、会社の書庫に並べたいと思います。
小宮さん、素晴らしお話しを聞かせて頂き、ありがとうございました。

セミナーを主催して下さいましたビジネスバンクさん、本当にありががとうございました。
ビジネスバンクさんは「オープンオフィス」といって、起業したばかりの会社に対してレンタルオフィスを提供するビジネスもされています。
私も創業時は赤坂のオープンオフィスにお世話になりました。
お金の無い会社にもかかわらず、赤坂の住所の名刺を持てる事は、大いにプラスになりました。
当時からお世話になっている坂東専務さんに、今日もご無理を言って小宮さんとの面談の機会を作って頂きました。
また、セミナー前には浜口社長さんともお話しする機会を頂きました。
浜口社長からは毎朝「本日のチェックポイント」いうメールを頂いていますが、このメールの内容がとても素晴らしく、毎朝楽しみにしています。

今日はとても有意義で刺激的な1日でした。

2010.6.20.日曜日

海外新着情報(6/10〜6/16)

6月10日〜6月16日の海外新着情報です。

▼”グルテンフリー”化粧品、スキンケア商品(2010/6/16)

▼メラトニン含有の睡眠サプリ(2010/6/16)

▼米FDA、乳幼児のビタミンD過剰摂取に関する注意喚起 (2010/6/11)

▼「Beauty from Within」テーマの美容関連サミット開催 (2010/6/11)

▼仏Danone社、米Medical Nutrition USA社買収 (2010/6/11)

6月10日、ラスベガスで「ニュートリコスメティック・サミット」が開催されました。
今年が第1回と、初めての試みです。
日本では既におなじみの「内からの美」というコンセプトが、欧米でも注目され始めたのが2006年頃からです。
今や欧米でも注目度の高いカテゴリーとなっています。
カンファレンスには、Nestle、L’Oreal、Amway、Pharmavite、LycoRed、Coca-Colaなど、多様なな企業が参加したようです。

グローバルニュートリション研究会のご案内はこちら

http://www.global-nutrition.co.jp/special/index.php?id=54

2010.6.17.木曜日

GNGニューズレター6月16日号:DHC、医療機関専用サプリメント「DHC FOR MEDIC」を発売、 ほか

消費者庁の「健康食品の表示に関する検討会」の迷走ぶりをしり目に、医療機関を通じたサプリメントの販売を試みる企業が増えてきました。
私は「プロフェッショナル・ユース・サプリメント」と呼んでいますが、今後期待できる販売チャネルだと思います。
冒頭のコメントには、「プロフェッショナル・ユース・サプリメント」の市場形成が進んでいる米国の先行事例を分析し、日本で成功する為に必要なポイントをまとめてみました(実際にサプリメントを販売している医師にインタビューした結果も踏まえて)。

一番の懸念は、日本ではまだまだCAM(補完代替医療)が受け入れられていない(理解されていない)事と、CAM従事者の地位の低さです。
また、NIHやNCIなど国の研究機関やAHA(アメリカ心臓病協会)など医療団体による、栄養やサプリメントの研究が進んでいる米国と、企業努力のみの日本とではエビデンスの質と量にかなりの差が有る事です。

更にサプリメントの経済効果(医療費削減効果)もシュミレーションして、サプリメントの存在意義を高めるようなスタディもされています。

無い物ねだりをしていても事態は好転しません。出来る事から始めましょう。
先行するファンケルを追う形でDHCが医療機関向けサプリメントの販売を開始しました。
サンスターは歯科医師ルートでタブレットタイプのトクホの販売を開始します。
新しい流れが生まれつつあります。

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■GNGニューズレター 2010年6月16日号トピック
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●ユニーなど4社、共同企画「からだスマイルプロジェクト」より1個199kcalのメロンパンを発売
●日本アムウェイ、「ニュートリライト スマートプログラム」を発売
●サンスター、「オーラルヘルスタブレット カルシウム&イソフラボン」を歯科医院むけに発売
●アサヒフードアンドヘルスケア「スリムアップスリム プレシャス シェイク」7食入りを発売
●サッポロ飲料、人工甘味料、着色料不使用のドリンク「素のままづくり 梨のしずく」を発売
●DHC、医療機関専用サプリメント「DHC FOR DOCTOR」を発売
●サントリー食品 栄養ドリンク「知的・栄養補給 インテリゲン」を発売
●ケンコーコム、シンガポールの子会社を通じ米国のサプリメントを販売
●富士経済、清涼飲料の国内市場調査結果を発表

など

GNGニューズレターについてはこちらを。
http://www.global-nutrition.co.jp/service/info_service.html#gyoukai
グローバルニュートリション研究会についてはこちらを。
http://www.global-nutrition.co.jp/special/index.php?id=54

2010.6.16.水曜日

実践 シニアマーケティング講座

富田眞司先生をお迎えして、「シニアマーケティング」について勉強会を開催しました。
とても興味深い内容でした。

・成功するシニア市場のとらえ方、生活者としてのシニア世代徹底分析
 5つの世代分析、4つのリタイアリッチ

・独自分析による8つのライフスタイルに基づく戦略的アプローチ

・シニア市場へのビジネスチャンス、3P分析

・健康食品市場におけるシニア向けビジネスの可能性

という、とても充実した内容で、セミナー後も質問が連発していました。

懇親会でも、富田先生を囲んで、熱心に議論されていました。

私も様々な発見が有りましたが、シニア層も「テクノロジーコンシューマー」、「ライフスタイルコンシューマー」「マスマーケットコンシューマー」に分類でき、それぞれに対して効果的なアプローチが可能ではないかと思いました。

また、健康食品4つの分類「QOL改善型」「見た目の向上」「不安解消」「お守り」という概念を上手く応用できる可能性も感じました。

また、サプリメント=医薬品というイメージを持たれないか、という質問もありましたが、
NH(Naturally Healthy)、BFY(Better For You)、FF(Fortified/Functional)という視点で商品を分類して考えると、可能性は無限に広がりそうです。

さらに、シニアになると食事量そのものが減少し、栄養状態が悪化します。
欧米では既に高齢者の栄養不良(malnutrition)という概念が浸透し、Nestleなどは、このカテゴリーの商品を発売し始めました。

今回、富田先生から教えて頂いたフレームワークと、従来のフレームワーク、欧米での先行事例を総合的に分析する事で、新しいビジネスチャンスが見つかる事と思います。

また、弊社が得た最近の知見では、50代60代女性に支持される事が、健康素材にとっては極めて重要である事が判って来ました。

大変有意義なセミナーでした。

富田先生、ありがとうございました!

2010.6.15.火曜日

NPIcenter ニューズレター6月14日号: オメガ3消費量、欧州、米国で急増 ほか

世界のオメガ3脂肪酸の消費量が2004年から2009年の5年間で50倍に増加したそうです(Euromonitor調べ)。
また、消費量では西欧が他の地域を圧倒しています(北米の約2.5倍)。
米国はサプリメント中心の市場ですが、欧州は機能性食品での使用が多いため、消費量も多くなっているものと思われます。
それにしてもすごい消費量ですし、今後5年も順調に成長する見通しです(5年間で約24%増加)。
このオメガ3、欧米市場で面白い動きが見られます。

米国サンドイッチチェーンQuiznosでは、Martec社の「Life’s DHA」をサンドイッチソースやサラダドレッシングに使用するそうです。
この様な展開を支える技術的な進歩が有る事を忘れてはいけませんね。

英国、欧州では、オメガ3脂肪酸を多く含む牛肉を開発するプロジェクトが進んでいます。
DHA含有卵は日本を含め良く知られていますが、牛肉の脂肪酸組成を変えようという発想には恐れ入ります。

近い将来、オメガ3高含有のハンバーグやハムを、オメガ3高含有のソースで味付けしたハンバーガーやサンドイッチを、オメガ3高含有のジュースと一緒に食べる時代が来るのかもしれません。

これだけの消費量、供給源の確保が懸念されます。
ポスト魚油オメガ3は、ますます重要になりそうです。
勿論、地球環境に優しく「サスティナブル」である事も重要視されるでしょう。

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■6月14日号トピック
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●Product News ハイライト
米大手サンドイッチチェーン、植物性オメガ3「Life’s DHA」を採用
Jamba Juice社、ヤムベリーを使用した新商品を発売
Pure NRG社、ビーガン、グルテンフリーの栄養バーを発売

●Research Newsハイライト
オメガ3脂肪酸を多く含む牛肉とは
オメガ3消費量、欧州、米国で急増

●Regulatory News ハイライト
Kellogg社、ライスクリスピー商品の新たな宣伝制限でFTCと合意
Aker Biomarine社、サステナビリティ漁業認証を獲得

●Market Newsハイライト
ヨーロッパの児童は3分の1が肥満−Datamonitor
米国健康食品市場、成長は鈍化傾向―NBJ

●NPIアジアニュース
アジア新商品情報
タイFDA、ダイエット商品に法的措置

NPIニューズレターについてはこちら。
http://www.global-nutrition.co.jp/service/world_info02.html

2010.6.15.火曜日

おめでとう!日本代表

やりました!
日本代表、カメルーンに勝ちました。

これまでいろいろ言われてきましたが、きっちりと結果を出しました。
素晴らしい!の一言ですね。

空中戦でも勝っていました。
相手にサッカーをさせていませんでした。

最後まで集中力を切らすことなく、勝利への執念を感じました。

この、勝ち点3は大きいです。

のこり2試合は更に強豪ですが、勝ちへの執念さえあれば、勝てます!

今大会は悲願達成出来そうです。

頑張れ!日本!

2010.6.14.月曜日

NNBマガジン6月号:Yoplaitのプロバイオティクス戦略、窮地に陥る、ほか

New Nutrition Business誌6月号の内容です。

EUヘルスクレームの迷走ぶりは、他の国の事ながら看過できません。
食品の持つ健常者の健康維持をも認めないという事は、食品の否定でしかありません。
「抗酸化」については日本と同じ条件になりそうです。
PIIGS問題で、ただでさえ経済不安の要素の強いEUですが、ヘルスクレーム問題で業界の業績が悪化する事が懸念されます。

胸に突き刺さる言葉を発するジュリアンですが、「消費者調査を見ていて
は、イノベーションを起こせない」とい言葉は、久々にきました。
本田宗一郎さんも「独創的な新製品をつくるヒントを得ようとしたら、市場調査の効力はゼロとなる。大衆の知恵は、けっして創意などもっていないのである。大衆は作家ではなく批評家なのである」という言葉を残されています。
米国プロバイオ市場におけるDanoneの成功とYoplaitの失敗のケースは読みごたえが有ります。

トレンド分析についても触れられています。
先日、トレンドとブームの違いをある本で読んでなるほどと思いました(書籍名は失念しました。すみません)。
ブームとは海で言うなら「波」の様なもので、トレンドとは目に見えない「潮」のことだ、と例えていました。
NNBは毎年10キートレンドを発表してきましたが、ことごとく当っていると思います。
また、それは海外の事ではなく、日本国内にも十分当てはまっています。
質の高い海外情報(インテリジェンス)に触れる事はとても大切だと再認識しました。
活用出来るかどうか、は受け手の力量次第という事です。

独創的な新製品が求められる中、原料メーカーの苦悩についても触れられています。
植物ステロール市場を事例として分析しています。
ビッグ3が市場を寡占する市場におけるベンチャー企業の事例が取り上げられています。

私のセミナーを聞いて頂いた方には「耳にタコ」が出来ている事と思いますが、テクノロジーコンシューマー、ライフスタイルコンシューマー、マスマーケットコンシューマーという視点での分析も示唆に富んでいます。
自社が狙う戦略を考える上で、大変役に立つと思います。

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■NNBマガジン6月号トピック
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●Yoplaitのプロバイオティクス戦略、窮地に陥る
●トレンドは注意深く選択すべき
●科学を商品化するための「巧妙な技」
●免疫訴求のフローズンヨーグルト、ライフスタイルコンシューマーを魅了
●ヨーロッパの抗酸化、不確かな未来
●前進し続ける免疫訴求原料
●βグルカンで免疫ベネフィットを提供する毎日食べるクッキー
●ジョイントヘルスジュースの新しいムーブメント

など

New Nutrition Business誌についてはこちら。
http://www.global-nutrition.co.jp/service/world_info01.html