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Welcome to GNG Blog! 株式会社グローバルニュートリショングループの代表取締役“武田 猛”が日々のメッセージをお届けいたします。

2009.6.11.木曜日

米国で何かが起きている?

New Nutrition Business誌6月号に気になる記事が出ていました。
KelloggやGeneral Millsといった大手食品企業の健康訴求商品(サプリメントではない)のヘルスクレームについてFTC(連邦取引委員会:日本の公正取引委員会に近い位置付け)やFDA(食品医薬品局:日本の厚労省に近い位置付け)から「法律違反である」として表示の変更を求められ、企業側は応じる事で合意しました。
日本の業界内では「ヘルスクレーム」の定義が曖昧で「効果・効能」と勘違いをされている方が多いのですが、米国では「ヘルスクレーム:健康強調表示」と「構造・機能表示:Structure/Function Clam」は適用される法律が違います。前者がダイエタリーサプリメントを除く食品に適用されるのに対し、後者はダイエタリーサプリメントに適用されます。この辺りを混同し、「米国は効果・効能が言える」と誤った理解をされている方に、意外と多く出会います。
話を元に戻しますと、General Millsの例は、NLEA(Nutrition Labeling and Education Act)で認めらている無条件ヘルスクレームの内「全粒オート麦に含まれる可溶性食物繊維の摂取は冠状動脈性心臓病のリスクの低減につながる」は認められるが、独自に実施した研究結果「6週間でコレステロール値を4%低下させることができます」という表示は違法である、というものです。FDAは「臨床試験結果と製品を結びつけた表示が”治療”を暗示しているとも捉えられる」とし「重大な法律違反」と見なしています(詳しくは「New Nutrition Bisiness6月号」をご覧ください)。
数年前から、ダイエットサプリメントに対するFTCの取り締まりも厳しくなりました。一昨年、大手の製薬企業であるGSK(グラクソ・スミス・クライン)と米国栄養士会(ADA)は減量効果を訴求するサプリメントのクレームを禁止する請願書をFDAに提出しました。現在米国では肥満を疾病と見なす動きがさらに活発なっています。
このように、健康食品世界一の市場規模を誇る米国ですが、今なにかが起こっている事を肌身に感じます。
しばらく米国市場、特に規制当局の動きから目が離せません。

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